アラサーゲイの徒然なるままに、日常

表題の件ですが、アラウンドサーティーど真ん中の普通のゲイが、人生にスパイスをと思って始めたブログにございます。何卒、ご査収くださいませ。

はら、はちぶんめ

f:id:canikeep_life:20200519124216j:plain

Photo by Kari Shea on Unsplash


お題「#おうち時間

 

この、お題機能、昨日知りました。(いやいや、洒落じゃないです)

せっかく書いてるのに、ほんの少しでも誰かの目に

とどまったらいいなーと思って、お題機能活用いたします^^

(下心は全面に剥きだそう。)

 

まず、私のお仕事状況をお伝えすると、

完全休業という状態で、実質先月の頭から在宅にて外出自粛を行ってます。

はや、1ヶ月半くらいでしょうか。

もともと、家での時間が嫌いではなかったので

「大学生以来のロングバケーション!!」と

最初は自炊で凝ったものを作ったり、毎日在宅でエクササイズしたり、

勉強したり、そんな風にして過ごしていましたが、

いやーーさすがに堪えますねーーー(苦笑)

ずっと、仕事・仕事・仕事で過ごしてきたわけで、

家の時間が嫌いではなかったのは、たまに過ごすからであって。

ここまで家にいると、いろんな考えが浮かんでくるわけですよ。

(しかも、独り身なんで・・・。)

なぜずっと家にいるのに私の生活が成り立っているのか、

仕事で見出していたハリもなく、焦ったり、沈んだり、

海原の浮いた浮輪のようにベッドでひたすら横になって

空っぽな気持ちで天井を眺めていたり、先月末頃はそんな日々でした。

最近はキモチ取り戻して、ブログを書き始めているわけですが、

自粛期間スタート当初の凝った自炊も、

いまはチャーハン・味噌汁・チャーハン・チャーハン・発泡酒

みたいになってしまう始末。(笑)

(知ってました?チャーハン、一度冷凍したご飯を半解凍してから炒めるとぱらぱらに仕上がりやすいですよ。)

 

でも、それも今なら丁度良いなぁというユルい気持ちで俯瞰して見ることができています。

 

そして、今回学んだなーということは、どんなに渇望していたものでも、

「腹、はちぶんめ」でとどめておきたいな、ということ。

満たされてしまうと、どん欲にも、次へ次へと心は求めてしまいますね。

まぁ、今回は半ば、強いられてこの状況なわけでありますが。

許されるならばの話です。

 

アラサーおっちゃん、今日も在るべき場所で

ひっそり咲いてみようと思います。

 

今日、私が住んでいる地域はほんとうに天気がよくて

たまに見せられる快晴に、胸高まってます。

 

みなさま、どうか今日も健やかで。

 

The Photo you cann see on this blog is by Kari Shea on Unsplash.

Please check it!

どん底も もがけば なんとやら

f:id:canikeep_life:20200518133946j:plain

Photo by Patrick Hendry on Unsplash


さてさて、前回の更新から盛大にブランクがありました。

す、すみません。

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言も、

一部地域では緩和が実施され始めました。

と、言えども以前の暮らしはすぐには取り戻せませんし、

ここからは辛抱強くいかなければならないですね。

 

今回のタイトル、三つ目の記事にして早速「どん底」なのですが。

今回は、僕が学生時代に実際に経験した「いじめ」のお話をしたいなと。

まぁ、ブログのタイトル通り、僕はゲイでいわゆる性的少数者という分類なのですが、

今まで学生生活、社会人生活を通して、

自分自身のセクシュアリティーをカミングアウトしたことはありません。

まぁ、ずっと秘めていた訳ですが、

いかんせん恋心を隠し切れないタチだったもので(ポジション的にはウケです。聞いてないですね。すみません。)

気になっていた男子に、「好き」だという態度がいつしか露呈していたようで、

高校1年生の頃、いつしか周囲の男子からは「ぶりっこ」だと噂されるようになりました。

ぶりっこっつっても、さとう珠緒センパイのようなあからさまなものではなかったと思いますよ。自負です。

しかしまぁ、その噂はいつしか、当時気になっていた生徒本人の耳にも入り、

ある日突然、目の前で「お前の携帯番号消すけんな!」と気になっていた男子生徒に告げられ、

帰りのホームルーム、目の前で番号を消されることに・・・。

その瞬間、視界が徐々に歪み、自分だけがその景色の中後退していくような

そんな感覚をもったように記憶しています。

 

その前にも、オカマとからかわれたこともありますが、

周囲から噂され、人々の自分に向ける目が明かにほんの数日前とは変化し、

そして目の前で繋がりを絶たれるということは、

本当にショックでしたねー。

 

帰宅後、両親に学校を辞めたいとだけ告げ、

その次の日から私は、登校拒否をしてしまいました。

親は当然反対。理由もわからないですし。

恐らく、親が中学校の担任に相談の連絡をしたのかわかりません、

登校拒否の二日目、中学校時代の元担任から連絡があり

かつての学び舎に足を運ぶことになりました。

 

真っ赤なスポーツカーに乗っていつも通勤する、ロングヘア-の女性英語教師。

教員陣の中でもややポップで、たまに厳しくて、天然、なにより生徒への愛情にあふれる先生。

そんな先生に涙ながらに「高校をやめようと思う」と相談すると、

先生も涙ながらに、ちょっとややムキに「そんなに辛いなら無理していくことはない、自分らしくいるための選択肢はたくさんあるから」と背中を押してくれたのを覚えています。

定時制高校への転入もできるなどの具体的な次へのステップや、

中学校在学当時の楽しかった記憶、

イベントなどでは率先して実行委員側に立つような生徒でしたから、

その当時のいろんな話をしてくれて、

なんとか「らしさ」を取り戻せたような、そんな時間でした。

 

― あとは、親を説得するだけ。

帰宅した父に相談しようとすると真っ先に父から

「お前、明日から一年生が終わるまで、チャリンコで通学すれ。

そしたら辞めさせたる。」

「へ?」

父お得意の、これをしたいならその代わりこれをしろってやつが

このタイミングで、しかも謎の条件で繰り出されるとは思いもせず、

咄嗟に自分も「お、おう(辞めれるんかい)」ってなって

そのまま某ホームセンターへママチャリを購入しに行くことになりました。

そして、次の日から1学年が終わるまでの半年間は自転車通学。

父のグッドかわからんですが、そんな提案のお陰か登校拒否は2日間で終わりました。

登校する恐怖はもちろんありましたが、

これが唯一、この嫌な環境から抜け出すための術ならば!(いやそんなことはない)と

自分も半ばムキになりながら登下校した記憶があります。

 

市をまたいで、電車で通学する距離でしたので、

おそらく1時間ほどかかっていたのではないかな。

雨の日以外は、毎日、自転車通学をしていました。

(その当時の運動のお陰か、今では

「いい脚してるね」と夜の営みの前は褒められます。

ヒップも好きってよく言われます。

聞いてませんよね、すみません。。)

 

その時は学校を辞めるという、今考えるとよくわからない目標の為に必死でしたね。

友達も案の定いませんし、いないというか、あの一件以降、

こちらから願い下げというスタンスで、誰も寄せ付けず、勉強にとことん向き合いました。

もちろん当時は辛かった。

何をするにも、人目を避けたい、非難の的にはなりたくないという気持ち。

 

でも自ら「こんな風に苦しんでいるんだけど、助けてくれないかな?」

と信頼できる人たちに打ち明けられた自分がいたこと、

それを支えてくれた両親・中学の友人、そして恩師がいたからこそ、今の自分がいるとも思えています。

時に人から酷く突き落とされますが、

結局転んだ自分を救ってくれるのも人なんだなって

その当時、チャリンコ通学しながら、ふいに腑に落ちた瞬間がありました。

結局、高校中退することはありませんでした。

そうやって一人でがむしゃらにやってるうちに、

近くによって来てくれる人が、また高校でも現れてくれました。

その人たちにも本当に感謝です。

 

いま、苦しい状況下にいる学生さん、

職場で困難に直面している人、

家庭でおびえている方々、

いろんな状況の人がいると思うし、

先に述べた私の経験なんて蚊に噛まれるくらいで、もっともっと

恐ろしい経験の渦中の人もきっといると思います。

どうか救われたいという強い気持ちは忘れずに、

ぐるぐる渦巻く恐怖の思考から抜け出すための具体策を探す・助けを求めるアクションを諦めずに続けて欲しいなと思います。

きっと好転の機会はあるはず。

 

僕はいまもそう信じて生きていますよ。

一緒に生きましょう。

 

拙い文章ですが、今回もご一読頂きありがとうございました。

 

The photo you can see on this blog is by Patrick Hendry on Unsplash.

Please check it!

ホモスイッチは 突然に

f:id:canikeep_life:20200518133740j:plain

Photo by Christian Sterk on Unsplash


「いつからゲイなんですか?」

とかいう質問をよく見かけます。

 

いろんな人のストーリーを聞いていると、

割と華々しく開花なさった方が多いんです。

小学校のころ、先生から、×××とか

学校の先輩に突然、部室で後ろから羽交い絞めで×××とか。

(そうです、×××の箇所はテレビでよく見るあのピストルのサウンドで再生してください。)

 

自分ってどうだったのかなぁとしみじみ思い返すと、

そうそう、小学校低学年の頃はバレンタインデーとかよく貰ってたし、

かわいい女の子と休日は、秋、刈り上げた田畑で弁当持参してピクニックしてたし、

(絵に描いたような大自然が広がる県で幼少期は育ちました。そう、佐賀。)

中学生になるまで、それぞれの学年で

割かしマドンナみたいな女の子に、恐れ多くも恋心を抱いてはいたなと思うんです。

でもですね、同時に男子の方にも、気になる子が

小学校高学年くらいからですかね、いたんですよね。

そのきっかけになったのが、小学校時代よくやった戦闘ごっこ

ひょんなことから、戦闘ごっこに負けて、

当時クラス上位のイケメンに馬乗りでまたがられたわけですよ、

そしたらね~、ふと入ったわけですよ、ホモスイッチが。

両手は床に押さえつけられてて、フェイストゥーフェイスで向き合うわけです。

あぁ~あのドキドキ感ったら。アッー!

(BL路線で持っていく気はあまりないので、このくらいで・・・。)

その当時からか、性的興奮を覚えるのは男性にスイッチしてましたね。

女性も好きではあったのですが、いわゆる美人さんが好きだったと記憶しています。

 

おそらく、その当時、整理がついていなかったんでしょうね。

整理を付けようという発想すらなかったと思います。

幼少期は山奥で育ったもので、男女分け隔てなく、みんな仲良くて、

僕が男性だから女性が好き、とかそういう考えでなく

○○ちゃん(くん)はこういう風にいいところがあって好き!

という考え方に近いのかなとも思います。

それが、だんだんと「いわゆる」世間の常識の川に流されて、

わんぱくだったアラばかりの石ころも、

こう生きなければいけないんだ、こう生きるのが正しいんだ

そんな風に人の顔色を伺っては、

この急流にも上手く生きのびねばと、

まーるくまるく削られていったんだろうなと思います。

 

いま10代、20代前半を生きる子たちの

LGBTQの人たちへの考え方の寛容さには、本当に驚かされます。

まだ、中には悩んでいる人も多いのかもしれないけれど、

すこしずつ、未来は明るく向かっているのかなとも実感します。

 

しかしながら、一般企業の一社員として働きつつある自分としては、

やはりまだまだ困難なことは多く、上司との日常会話においても、

「結婚がどうや~」だの「子供は何歳までに~」だの出てくるわけですよ。

鬱陶しいなぁとは思いつつも、

この人たちも、彼らの常識の中で生きてきた人たちで、

そんな日常会話に人を傷つける要素がどこにある?

一人で生きるよりも、誰かと人生を築いていくことの幸せを

提示してくれていることは十分理解出来る訳なんですよね。

 

まぁ掘り下げていけばどんどんと話は出てくるわけですが、

性的マイノリティーである、そうでない、

身体的に障害がある、健常である、そんな人たちが

それぞれのパーソナルスペースを侵されない、

だけれども困ったら助け合えるような、そんな社会がいつしかは、と願います。

そのために「できること」ですね。

何か大きなアクションを起こす、というよりかは

そんなコミュニティーもあるんだと、そういう理解の心があるかないかで

社会はだいぶ変わってくるんじゃないかなと思います。

ある日突然、馬乗りになられたことから僕が見える世界は

まだ大多数を占める普通からはかけ離れてしまったけれど、

いまの僕は少なくとも、あの頃、スイッチがはいったことになんの恨みも後悔もありません。(生理的な事なので後悔しようもありませんが)

辛い時間は間違いなくありましたし、今もなくなった訳ではありませんが、

そのたびに、強くなれたなと思うんです。

そうして強くなれた先で出会う人たちは本当に素敵な人が多いです。

きっと分かち合えることの深さも違います。

そのたびに、心が充実するんですよね。

だからどうか、いま辛い人も、必ず乗り越えて欲しいな。

そう思います。

 

(※最後に

 ホモという表現で、もしご気分害された方がいましたら、ごめんなさい。

 言葉はどうしても文字だけを見ると、イメージを伴いますが、

 ここでは愛を込めたユーモアな表現として使っていますので、

 どうかご了承くださいませ。)

 

The Photo you can see on this blog is by Christian Sterk on Unsplash.

Please check it!

徒然なるままに、ひぐらし

f:id:canikeep_life:20200518132843j:plain

Photo by Metis Designer on Unsplash


さてさて、こんにちは。

 

世間は新型コロナウィルスの影響で停滞状態。

会社からも見事なまでに休業命令を受けたのですが、

いつ何時も時代にそぐわず、どうも停滞できない性分の自分としては

なにかせねばなにかせねばと、ブログなぞを始めてしまいました。

誰が見るかもわからないし、

もはや見られないかもしれないけれど、

いわゆる「生産性がない」などと一部政治家が呼ぶ

ワタクシのようなホモセクシュアルが産めるのは、あれやこれやな戯言しかないわけで。

(あ、ちゃんと納税はしとります。)

それでもひとつ、誰かのいわゆる「 #おうち時間 」の楽しみや、

おこがましくも希望なんかになれたら

それはそれは至極光栄、幸せな限りでございます。

 

何卒、お付き合いいただければと思います。

 

The Photo you can see on this blog by Metis Designer on Unsplash

Please check it.